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 JANOG20

通常のミーティングは、2日間。今回は、10周年記念の特別企画もろもろを含めると、計4日間のスケジュールが組まれました。まずは特別企画の一日目。JANOG初代会長の石黒さん、なんとJANOGは初めてという村井先生の基調講演。それぞれこれからの10年に向けて、インターネットの課題や実現していくべきことなどをお話くださいました。その後、JANOG2代目会長の近藤さんや、池尻さんを加え、モデレータに今回実行委員長の前村さんでパネルディスカッション。基調講演に関してのコメントから発展して、これからのインターネットに思うことが語られました。迫り来る恐怖と取り組む勇気、スケーラビリティ、プレーンの分割。そして、電話。あたりがキーワードだったと思います。この日は、前夜祭も開催されました。特別協賛のJPIXからJANOGへお誕生日ケーキが!美味しかったです。記念ワインも並んでいました。ちなみにJANOG20、登録者のうち92%強が出席したそうです。通常は70%程度だそうで、これはすごいこと。で、会場への連絡バスがいっぱいという事態も発生しました。タクシーやレンタカーも活躍です。折りしも、帯広は『第14回十勝24時間レース』直前。ということで、宿もそうとう込んでいた様子。 二日目、いつものJANOGの開始です。詳細は、 JANOG20公式サイトの資料でご確認くださいませ。

  • 『Operators' Life with no-Sampling Flow Data』・・・トラフィックデータのフルキャプチャについて、ASPサービスの可能性の検討やDDoS攻撃の検出/通知例・特定アルゴリズム、通信品質測定・通信の関係構造の可視化への利用
  • 『高速な障害復旧に必要な思いやり』・・・ICMPとルートリフレクタによる、BFDを使わない高速障害検知の実装と運用
  • 『4-byte AS の世界へようこそ』・・・4byte ASの現状をしくみの説明から取得状況、広告数の移り変わり、移行実験結果、各種実装について、今後の展望
  • 『つぶらな瞳で~』・・・総務省、警察庁からネットワークオペレータに応対するシチュエーションについて説明とお願い
  • 『IPv4アドレス枯渇を世界各地で、そして帯広で考える』・・・「IPv4 Countdown Policy」とその全RIRでの提案活動報告、その後のNIRs、RIRsの声明、会場にもいらしたRandy BushさんのIPv6への移行に関するスライド、事前アンケートの結果
  • 『IP Anycastで見えてくるインターネットの接続図---a.dns.jpのクエリログから---』・・・DNSのIP Anycast導入でAS追加やIP Anycast拠点の追加が与える影響をクエリの分布図で提示【ライトニングトーク】
  • 『脆弱性対応の意思決定を支援するツール KENGINEENGINE(ケンジン)のご紹介』・・・JPCERT/CCから。開発中の脆弱性対応の意思決定ツールの紹介、デモ【ライトニングトーク】

どのセッションも盛り上がりましたが、なんといっても、"つぶらな瞳で"シリーズでしょう。初めて省庁から迎えたスピーカのお二人のセッションはとても盛り上がりました。いろんな壁を越えてお話できる機会って大切ですね。そして、懇親会。舞台では、10年を振り返るということでいろいろなエピソードの紹介もあったりして楽しかったです。今回は、ネームタグで担当業務種別(登録時の自己申請です。)がわかるようになっていたんです。セッション開始前に実施されたオリエンテーションも含め、懇親会などでお話を広げたりするのに有効なはからいですよね。そうそう、帯広名物"豚丼"も供されましたよ。さて、三日目です。

  • 『ルートDNSへの攻撃~その時キャッシュサーバは見た ~』・・・今年2月のルートDNSへの攻撃発生時のIIJキャッシュサーバ動作の解析結果
  • 『データセンター内の騒音対策』・・・工業用、軍用ヘッドセット採用までの道のり【ライトニングトーク】
  • 『IPv6 filter recommendations 活動報告』・・・正しいIPv6のフィルタ設定の普及活動、これまでとこれから【ライトニングトーク】
  • 『BGP運用~時代と共に○○編再び~ 』・・・NTTコミュニケーションズ、IIJの当時の構成なども交えながら振り返るBGP運用
  • 『ルーティングとアドレスのこれからを考える @JANOG20』・・・インターネットアーキテクチャの再考
  • 『インターネットオペレーションを語る』・・・商用インターネット発展の10年。実装を持つことの重要性、世代交代・・・など

一番印象的だったのは、最後のセッション。オペレーションと実装間をインタラクティブに。若者は、暴れるべし。グローバルに打って出るべし。10年間前線を率いてきている人も含め、マイクの前には列ができましたよ。その前の2つのセッションで振り返って、これからを考えて。3日間を通じて10周年というのがとても意識されたプログラム構成だったと思います。この日でセッションは終了ですが、4日目にはジンギスカンパーティが催されました。青空懇親会です。立てると肩まで届く大きなジンギスカン鍋でお肉を焼いて食べました!北海道は、初代、2代目会長の出身地なんです。帯広での開催はその意味でも特別感たっぷりでした。プログラム構成にとどまらず、10周年の気合がいたるところに感じられる素敵なミーティングでした。サイトのスタッフコラムも。次回JANOG21は熊本だそうです。

食事の記録