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FON来ました。

(2006/12/13 - sgk)

 FONのルータ「 La Fonera(ラ・フォネラ)」が届きました。 届きましたというより、12/7には配達されてきたんだけど、ようやく受け取ることができました。 やっぱり着払いは良くない。宅配ボックス無意味じゃん。

設置場所

半蔵門付近にあります。誰か使ってくださーい。

パッケージ

良くない。 箱もマニュアルも、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語です。 日本語の資料らしきペラペラが入ってますが、翻訳最悪です。 「普通の人」に使わせるつもりなら、もう少しマトモに翻訳しなよ。 ま、1,980円(というか僕は無料キャンペーンだったので送料分900円+消費税45円)だから無理ないのか。

ハードウェア

届いて真っ先にやることは、分解すること。 電源を入れるより前に分解するのが流儀。 写真を撮っておいたのでそのうち掲載します。 結論から言えば、 MIPSベースSoCで作ったごく普通のルータ。 そもそもどっかで作ってる物のOEMなんでしょうね。 ACCTONが製造してるらしいです。中国製。 一部報道に「プラネックスが製造」とかありましたが、どうやらこれのことではなく、プラネックスが今後発売するルータに機能を載せるということみたいです。

載ってる物は以下のような感じ。

  • Atheros AR5006AP-G
  • Flashメモリ
  • SDRAM
  • イーサネットPHY "ALTIMA AC101"
  • イーサネットのトランス内蔵コネクタ
  • アンテナ

ほんのり暖かいのが気になります。24時間稼働させっぱなしにするのだからもうちょっと冷たい方が嬉しい。 そうそう。JTAGポート(MIPS EJTAG)らしき基板パターンがあります。 そのうち、もう1台買ってきていじってみましょう。

ソフトウェア

なんのことはない、無線LANルータ用の「代替ファームウェア」である、 OpenWrtをカスタマイズした物です。 ソースコードも(当然ながら)提供されています。 ファームウェアにお金があまりかかっていないから、値段を安くできるんでしょうかね。 ソースコードは一応公開していますが、あまり大っぴらにしてないのがちょっと良くないですね。 検索してみてようやく発見した、 ブログの1エントリからリンクがあるだけのようです。 それに、GPL的には、堅いことを言えばマニュアルとかに「GPLだよ」って書いたり、郵送での提供方法を記したりしないといけないはずなんですが、とりあえず見かけません。

無線で接続して「192.168.10.1」にアクセスすると、ルータの管理画面が表示されます。 パスワードを聞かれたときは、ユーザ名は適当(adminとか)、パスワードは「admin」を入力する。 管理画面のどこかに、画面を日本語にする設定があります。 最初から日本語にしときなよ。まったくー。

設定できる項目は少ないです。 面白いのは、FONのサイトのユーザ専用ページにアクセスして、ルータの設定を行うことができる点。 ん。つまり、サイトで設定しておくと、ルータが(そのうち)勝手に設定をダウンロードして動作を変えるということ。 んー。便利なんだかなんだかよくわからない。パスワード預けるのはちょっといやだなあ。 もしかして…、ルータのファーム容量の問題で収まらなかったGUIをサイトに持って行ったってことなのかな。

そうそう。WPA的に家族などを登録できます。これはいいですね。 ただし、この設定はFONのサイト経由じゃないとできません。 パスワードをFONに預けるわけだから、くれぐれも、大事なパスワードと同じに設定しないように。

公開側ネットワークに接続して適当なURLにアクセスすると、勝手にFONのログイン画面が表示されます。 そのはずなんだけど、どうもうまくいかないことが多いです。そんなときはブラウザに「1.1.1.1」とか入力。

サイト

サイトの作りはあまり良くありません。 まずはデザイン。「革命」の雰囲気を出したいのでしょうけれど、壁にペンキで落書きしたようなロゴとか、ロゴに合わせたその他デザイン。 普通のユーザの一人としては、別に革命なんて関係ない。自宅でも外でも無線LANが使えればいい。 それなのに「革命に参加させられちゃう」のはちょっとごめんなさいな気持ち。 海外ではどうなのか知らないけれど、日本では受け入れられないんじゃない?

日本語おかしいです。マニュアルと同様、翻訳の質は低いです。 ところどころ英語が混じってます。 こんなんじゃ、素人さんは参加できないよ。

困ったバグを発見。いや、バグで30分悩みました。 公開側ネットワークに接続するとFONのログイン画面に接続されて、ユーザ名とパスワードを入力させられるんだけど、 ここの「Login」ボタンはマウスでクリックしなければいけない。 何を言っているかというと、タブキーでフォーカスを移動してスペースキーで送信なんてことすると、ログインできません。 わたし、普段、キーボード操作な人なので、ハマりました。 (スペースキーじゃなくてエンターキーならだいじょうぶみたい。)

サイト、わりと重いです。

まとめ

それにしても1,980円は安い!(海外では5ドルって話もある!) FONユーザに使わせず単に個人で無線LANが欲しい場合に使うのでもいいかもしれない。 FONが赤字覚悟で広めようとしているのだとしたら、それはちょっとかわいそうだけど。 個人的には、OpenWrtとかいじって遊びたいので、FONのルータをたくさん買ってこようかともくろんでいたりします。

上にも書いたけど、サイトのテイストといい、日本語のダメさかげんといい、日本ではちょっとどうかなと悩みます。

 FONを支える人たちを見ると、ネット業界のそうそうたる面々が並びます。 だから何?って気もします。あ。個人的にジョーイチ氏はあんまし好きじゃないんで。 これだけの面々がよってたかってやっていても、たかだか、登録ユーザ数17万人、ルータ数46000個っていうビジネスを何というのかよくわからないです。 まあ、約1年でここまで来たっていう評価もあるかもしれません。

気になるのは、いまだ、ISPとの交渉が決着していないということ。 つまり、我々がISPから、我々個人が使う名目で借りたネット接続の一部を不特定多数の人々に使わせていいのかという問題です。 FONの利用規約には、我々FONの登録者がISPから借りたネット接続を他の人に使わせるということについては、我々登録者が全責任を負うということが書いてあります。 限りなくグレー。あ。そういう問題の対処のために、ISPと交渉のテーブルに着くために、有名人達を揃えたのかもしれませんね。